セブンチョーク 

ミニマリスト 旅 日記  by チャコペン

東北一周(Part2)

こんばんは。旅の終わりが見えてきたチャコペンです。ブログは全然書けてませんが・・・
前回の続きです。

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DAY4 2016年10月19日(水)

盛岡→八幡平→二戸

ネットカフェを8時半に出発して、駅前の駐輪場にバイクを駐車した。散策スタイルに身支度を整え、市内観光開始だ。

まず、駅前にあるビルの最上階が無料の展望室になってるとのことで行ってみた。快晴だったため、そこから市内を一望でき、岩手山もくっきりきれいに見えた。駅前の開運橋から見える岩手山も素晴らしい景色だ。f:id:chalkpen:20161026230521j:plain

開運橋からしばらく歩くと、途中素晴らしい景色もありながら、岩手銀行の赤レンガ館が見えてくる。f:id:chalkpen:20161026231045j:plain

f:id:chalkpen:20161026231242j:plainどこか何かに似てると思った人はするどい。そう、これは東京駅を設計した辰野金吾と教え子の葛西萬司の設計だ。

盛岡八幡宮にやってきた。転職活動中の友達のためにお参りをして絵馬を書くためだった。ここは盛岡で一番大きい神社だ。きっと関西の友達にも届くだろう。

駅の方に戻っていくと、偶然にも石川啄木宮沢賢治の資料館(もりおか啄木・賢治青春館)に着いた。時間の都合上ここは素通りして、桜山神社と岩手公園(盛岡城跡)に行った。

岩手城跡の本丸には銅像を置く台座のみがあった。盛岡藩主の血筋の南部家の方の銅像があったそうだが、先の大戦に供出してしまったらしい。

盛岡市内の観光地はほとんど同じ通りに軒を連ねていて便利だ。

昼食にじゃじゃ麺屋に入った。じゃじゃ麺は関東でも時々食べれるが、本場はなんとみそがテーブルに置いてあって、自分で追加できるのだ。素晴らしい。しかもじゃじゃ麺には、「ちーたん」というもう一つの食べ方があった。ひとくちぐらい残して置いて、そこに生卵を落とし、出汁を入れて食べるのだ。それはなかなか関東では体験できないので、来たかいがあったというものだ。

昼食後、八幡平に向かった。八幡平は見事に紅葉していて、バイクで走っていてすごく気持ちが良かった。ミニマリストになって、幸せを感じるハードルが下がっているので、紅葉した葉が落ちるだけで感動してしまうのだ。
八幡平の駐車場からは山頂まで徒歩で2キロ歩くが、山頂の景色はどうってことはない。それよりも駐車場からの景色の方が絶景であった。f:id:chalkpen:20161026232152j:plain

日が落ちてきた頃、二戸へ向かった。二戸には前職でお世話になって、僕が退職する前月に退職した上司が、新しい仕事の都合で一時的に住んでいたのだ。19時に待ち合わせをしていたので、普通に走っていれば十分着く時間だった。しかし、ある交差点で前の車にくっついて左折したら、後ろからUターンした警察が追いかけてきて、すぐ近くの警察署に誘導されてしまった。そう、捕まったのだ。信号無視で。いやいや、確かに赤だったけども。前の車にくっついてたし。いいわけをしても聞いてもらえず、見逃してとお願いしてもダメで、しぶしぶ切符を切られた。運が悪かった。警察官じゃなければいい人ではあったが。

前日は鍵を閉じ込めて2万円、正確には2万1600円。今日は警察に捕まって7000円。無駄金ばかり払っている。無職なのに。

二戸には待ち合わせ時間にちょうど着くことができた。国道4号をひた走ってきたが、お店や民家はおろか街灯すらもなく、車が通らなかったら真っ暗だ。途中、道を間違えて携帯で地図を見ようと止まったら、自分のバイクの光だけでゾッとした。ミラーに映ったのは闇だけだった。

元上司には、焼肉をたらふくご馳走になり、最後の盛岡3大麺である冷麺も食べることができた。最後にパフェもいただき、家に泊めてもらった。バイクで冷えきった僕のために湯船も作ってくださり、至れり尽くせりで本当にお世話になった。在職中からもよく気にかけてくださり、尊敬していた。歳はたった3つぐらいしか変わらないのだからすごい人だ。関東に帰ってきたら、又は関西で、また是非お会いしたい方だ。

やっぱり嫌なことがあった日には、その日中にいいことがあるのだ。

走行距離167キロ 

 

DAY5 2016年10月20日(木)

二戸→八戸→大間崎→むつ

元上司が仕事に行くタイミングで一緒に出発した。二戸からそのまま北上すれば近いが、太平洋沿いを走りたいと思い八戸経由で、目指すは本州最北端の地、大間崎だ。たまたま八戸経由にしたが、日本100名城の一つ、「根城」の前を偶然通り、トイレがてら少し寄ることにした。

そこからずっと北上し、14時半ぐらいについに大間崎に着いた。f:id:chalkpen:20161026232551j:plain

まさかバイクで本当にここまで来れるとは感慨深いものだが、浸ってる余裕はなかった。途中雨が降り、すぐに止んだが、物凄い風と日中にも関わらず8℃という厳しい寒さで、とても長居していられなかった。なによりもこれから下北半島を一周しなくてはならなかったので、時間との戦いでもあった。すでに日は傾き始めていた。大間のまぐろも何も食べず、すぐ出発した。

下北半島の一周は意外と距離があった。仏ヶ浦という景勝地も遠くから見ただけだった。何とか暗くなる前に一周を終え、むつ市の宿に向かった。

本日の宿はゲストハウスで、18時からオーナーと宿泊客全員で夕食(名物ほたて貝焼き味噌を食べた)と温泉に出かけた。兵庫の西宮出身の二人組と仲良くなって、楽しいひと時を過ごすことができた。やっぱりゲストハウスはいいもんだ。f:id:chalkpen:20161027002609j:plain

走行距離325キロ 

 

DAY6 2016年10月21日(金)

むつ→恐山→横浜→青森

宿を8時半に出発し、恐山に9時に着いた。恐山は思っていたほど仰々しいところではなかった。ただ、その一帯が圏外のため道を間違えたかもと思ったとき、現在地がわからなくて少し焦った。f:id:chalkpen:20161027003053j:plain

恐山をあとにし、目指すは青森市。途中、横浜町の道の駅に寄った。小学生の時、地図で青森にも横浜があることを偶然発見し知っていたが、横浜ナンバーのバイクで来るとは夢にも思わなかった。横浜とは言え横浜ナンバーは自分だけだ。そこでほたてしおラーメンを食べ体を温めた。ラーメンは最高だ。

青森市に着いて、向かったのは青森県立美術館だ。建物は青木淳の設計で、常設展は奈良美智だ。それに企画展では、ベトナム戦争を撮影してピューリッツァー賞を受賞した澤田教一の写真展だった。どれも僕にとって興味深いものだったので嬉しかった。屋外には奈良美智の巨大な「あおもり犬」がいた。f:id:chalkpen:20161026235415j:plain

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ここは三内丸山遺跡に隣接していたが、美術館をじっくり観覧したため見ることはできなかった。

宿に行く途中、スーパーで買い物をした。昨晩元上司に教えてもらったくるみ餅を買いにきたのだが、物色しているうちにあれもこれもと、色々買ってしまった。僕は普段一人では酒も飲まないのだが、いいつまみを見つけたのでチューハイを買ってしまった。

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このじゃがいもモナカというアイスは、丸永製菓という某大手と勘違いしそうな会社の商品だが、安納芋もなかという商品がバカうまいので初めて見たが間違いないと思い買ってみた。

夜ご飯は、青森名物の味噌カレー牛乳ラーメンの有名店へ行った。マイルドな味わいでおいしかった。f:id:chalkpen:20161026235938j:plain

ホテルに帰ってきて、楽しみにしていたモナカをかじると中身は全て溶けていた。何となくモナカだから冷蔵庫でも大丈夫な気がしたが、まぁそうなるか。。

走行距離156キロ

 

続く

 

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