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セブンチョーク 

ミニマリスト 旅 日記  by チャコペン

東北一周(Part4)

こんにちは。無職で怠惰な生活を送ってるチャコペンです。

ようやく終わりが見えてきましたが、まだ続く前回の続きです。

7chalk.hatenablog.com

 

DAY10 2016年10月25日(火)

大曲→角館→横手→湯沢→酒田→湯の浜温泉

大曲を出発し、9時前に角館に到着した。角館は「みちのくの小京都」と呼ばれており武家屋敷と桜で有名なところだ。
前払い制の有料駐車場をバイクゆえに変なとこから入ってしまったため、駐車後に料金所に自首すると、「バイク?タダでいいよ、サービス!」とおばちゃんが笑って言った。バイクとはいえ車と同じ四角い枠の中に入れていたのに。きっと正直に自首したからこそ免除されたのだろう。
角館も桜だけでなく紅葉もなかなか味があって良かった。一通り歩いた後、まだお昼前だったが、正統派らしい佐藤養助の稲庭うどんを食べた。のどごしがいい感じだ。f:id:chalkpen:20161103144509j:plain

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駐車場までの帰り道にまんじゅう屋があったので試食していたら、そこにバスガイドさんがお使いでやってきて大量購入した。「ここのおまんじゅう屋さんはおいしいから買ってきて」と頼まれたそうだ。

[商品情報] もっちりまんじゅうの佐藤商事

確かに「揚げもちっこ」という商品は不思議な食感で手が止まらなくなるおいしさだったが、パン屑ぐらいにカットされた試食のまんじゅうは至って普通といった印象だった。値段も1個80円だ。
だが、違った!
グルかのようなバスガイドさんの発言を信じて、栗あんのまんじゅうを買ってかじってみると、中にはトロッとした栗の甘露煮のようなあんが入っていて、この上なくうまい!試食品や今までのよくあるまんじゅうのようなパサパサのあんとは一線を画していたのだ。

角館を出て南下し、横手市にある道の駅を目指した。僕はここで横手やきそばを食べなければならなかったのだ。そこには四天王の一角という「福龍」という店があった。稲庭うどんを食べてから2時間は経っていたかだが、おいしかったのでぺろっと平らげてしまった。f:id:chalkpen:20161103145812j:plain

そこからさらに南下し湯沢市を通り過ぎてから、西に針路を変え再び日本海側へ向かった。目指すは山形県酒田市だ。出羽山地を横断しなくてはならなかった。しかもこれから日は沈む一方で、さらに途中から大雨に打たれながら、ガソリンも少し気になっていた。最悪なコンディションだ。

僕の手袋はバイク用の皮のグローブなんて大そうなもんではない。さすがに毛糸の手袋よりはマシだが昔ユニクロで買った布製の手袋だ。風も雨も通す。もちろんスマホ非対応だ。今は手袋にホッカイロを仕込んで体温を保つのがやっとだったが、大雨によってグショグショになった手袋では指先がかじかむばかりだ。

そしていつもならガソリンが半分になったら給油するようにしていたが、スタンドもなくそのまま山越えを強いられた。まさか100キロも走らされないだろうしおそらく余裕だろう、だが安心感には欠ける、そんな状態だった。

一度、右折するところを見落としてバイクを走らせ、数キロ先で気付いて戻った。山の中でもう道は間違えられない。暗くなってきていたのでもう時間もガソリンもロスできなかった。分岐がある都度、バイクを止め、手にまとわりつくグッショリした手袋をはずし、スマホをビショビショにしながら地図を確認した。他の車はほとんどなく時々見かける程度だ。それが余計に僕を不安にさせていた。

ようやく山を越え、交通量が増えてきて、街の明かりが見えたときの安堵感は格別だ。
そうまでして酒田に来た理由は、酒田ラーメンだ。酒田ラーメンは横浜の家系ならぬ、月系というのがあって、店名に「月」が入る店は「満月」という酒田ラーメンの元祖からのれんわけされた店だそうだ。その「満月」が生憎の休日だったため、他の人気店「花鳥風月」に行ってみた。
魚貝系のあっさりしたスープにちぢれ麺、そして海老ワンタンと肉わんたん。どれもおいしかった。この一杯のために山を越えた甲斐はあった。f:id:chalkpen:20161103150028j:plain

今日は麺DAYだ。6時間のうちに3食を食べてしまった。

本日の宿は、酒田から庄内空港を越えた日本海沿いの、湯の浜温泉だ。海沿いかもわからない真っ暗な道を雨と曇ったヘルメットで視界が最悪な中、前の車の赤いブレーキランプだけを頼りにバイクを走らせた。前の車がいなくなってしまうとたちまち徐行運転だ。目の前すらままならない中、やっとの思いで着いた宿は結構いいところだった。

走行距離208キロ

 

DAY11 2016年10月26日(水)

湯の浜温泉→羽黒山銀山温泉→東根温泉

朝目が覚めると、部屋の窓の外には日本海があった。昨晩は闇しか存在しなかったが、これで4,980円は安いと思える立派なホテルだ。きっと値段の理由はこのお茶の切り口に疑問を感じさせるからだと僕は踏んでいる。まぁいずれにしろ今の僕には高い宿代だったが。f:id:chalkpen:20161103154214j:plain

朝食に、昨日道の駅で買った秋田名物バター餅(優しい風味だった)を食べて出発した。f:id:chalkpen:20161103150514j:plain

宿から東に鶴岡を経て、羽黒山出羽三山神社にやってきた。今日は快晴だ。
すぐバイクに戻ると思って、重いバックパックを背負ったまま入口まで来ると、国宝の五重塔まではすぐだが、本殿までは7キロとのこと。このバックパックを背負って往復14キロか。少し躊躇したが、単に戻るのが面倒で、昔の山伏たちと同じ修験道の修行だと言い聞かせ、そのまま歩き始めた。
急勾配な石段を幾段登れど先は遠く、すぐに後悔した。入口からそんな離れてたわけでもない駐車場に戻ることを渋ったばっかりにこんな目に遭おうとは。幸いダウンは脱いできていたが、それでも4枚着ていたので、途中あまりの暑さに2枚脱いだ。だが、困ったのは下半身だ。例のごとくズボンの下に裏起毛のレギンスを履いていたのだ。下は仕方がなくあきらめたが、上を脱いでいくらかマシになったので、再開し、尋常じゃない汗をかきながらもようやく本殿に着いた。そこには巨大な茅葺の建築物があり、たくさんの観光客がいた。こっちにも駐車場があったのだ。それでも歩いたからこそ達成感を感じることができるというものだ。f:id:chalkpen:20161103150916j:plain

せっかくだからとおみくじを引いてみた。以前よくやっていた200円する金の縁起物が入ってるやつだ。12種類の縁起物がランダムで1つ入ってるのだが、未だにダブったことはない。今回もダブらず6種類目をゲットした。
下りは楽である。さっと下山し、さらに東の内陸にある銀山温泉へ向かった。途中、白糸の滝ドライブインというところで、昼食に庄内名物の麦切りを食べた。昨日からの麺ロードがまだ続いていたのだ。f:id:chalkpen:20161103151033j:plain

高速道路のような緑色の標識の無料道路をとばし、予定より早く銀山温泉に着くことができた。
銀山温泉は趣のある温泉街で有名だが、中でも能登屋には憧れていた。f:id:chalkpen:20161103151452j:plain

銀山温泉を一周し、白銀公園内の坑道の中にも入った。公園の方には人気がなかったので薄気味悪くて足早に下山した。標識にクマ出没とか書いてあるからより怖くなる。
銀山温泉には少し値が張っても泊まりたいと思ったが、残念ながら楽天では空きがなかった。日帰り客用の駐車場は温泉街から少し離れたところにあるが、そこで、あるファミリーの会話から日帰り入浴施設があるっぽいことを聞いたので、僕も風呂に入ろうと思っていた。
だが、歩いてて風呂に入るのが面倒になり、もう帰ろうとお土産屋でまんじゅうを買うと、今頃になって銀山温泉のパンフレットをくれた。それを見ると、隈研吾設計の公衆浴場があるとのこと。これは!と気持ちを改めた。デザイナーズの浴場は狭くて熱いが、いい湯だった。f:id:chalkpen:20161103151707j:plain

銀山温泉に灯りがともり真の姿を現すのは5時からとのことだったので、待ちきれずに銀山温泉を後にした。
今日の宿は、銀山温泉の南にある東根温泉だった。この旅館も明治からの歴史ある老舗だった。
旅館でお茶をすすりながら銀山温泉で買ってきたまんじゅう等を食べた。f:id:chalkpen:20161103152040j:plain

この右下の生チョコサブレは、細かく砕かれた試食品でも激うまだったので、高かったが一枚買った。サブレの中でも、いやお菓子の中でもトップクラスのうまさだった。あまりのおいしさに銀山温泉以外でも探したほどだ。これは行ったら是非食べてほしい。

走行距離158キロ

 

DAY12 2016年10月27日(木)

東根温泉→立石寺→山形城→米沢城→喜多方→会津若松会津東山温泉

東根温泉を出発し、山寺の呼称で有名な立石寺に30分ほどで着いた。立石寺には松尾芭蕉も訪れて、「閑けさや岩にしみ入る蝉のなんとか」と詠んでいる。
奥之院までは入口から何キロか石段を登っていかなければならない。それは事前にわかっていたので、昨日の羽黒山の轍を踏まぬよう、バックパックはバイクにくくりつけ、身軽にして登った。
だいぶ登ると、雑誌等で見たことのある景色が見えてきたが、それは奥之院ではなかった。そこから奥之院まではもうちょっとだ。f:id:chalkpen:20161103152649j:plain

下山してきて、玉こんにゃくを食べた。玉こんにゃくはもともとはこの立石寺が発祥で、登る前に食べて力をつけるようにと「力こんにゃく」と呼んでいたものが、県内に広がって形から玉こんにゃくと呼ばれるようになったそうだ。f:id:chalkpen:20161103154430j:plain

さらに参道まで降りて、名物の芋煮を食べた。芋煮とご飯の単品で頼んだが、芋煮のご飯セットが運ばれてきたので違うと言うと、せっかくだからとこんにゃくもくれた。今しがたこんにゃくは食べてきたのだが、ありがたくいただいた。f:id:chalkpen:20161103154655j:plain

立石寺から山形城跡へ移動した。天守閣はないが、日本100名城の一つだ。ネット上の書き込みを見ながらも史跡碑をかなり探し歩いた。f:id:chalkpen:20161103154909j:plain

そこから怒涛の城攻めと言わんばかりに南下して米沢城へ向かった。米沢城は上杉神社に形を変えていたが、雰囲気は十分だった。f:id:chalkpen:20161103155305j:plain

米沢に来たら米沢牛を食べようと思っていたが、米沢牛の串1本1,000円だった・・・。米沢牛のすき焼き風の具入りの肉まんやコロッケですら350円・・・。出す気にはなれず、お手ごろの米沢牛カレーパン210円を買った。僕はカレーパンには目がない。正直カレーパンでハズレはないし、味の差もほとんどないと思っているが、めちゃくちゃうまかった。

米沢を後にして、福島県喜多方市に入った。喜多方の道の駅では是非とも食べたいと思っていたものがあった。それはラーメンバーガーだ。東京でもイベントで食べたことはあったが、どんなもんだったかもう一度食べてみたかった。道の駅に着いたとき、例のごとく体が冷え切っていたので、普通の喜多方ラーメンも食べたくて、迷ったあげく両方注文した。売り切れていたがラーメンピザというものもあるらしい。

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さっきカレーパンも食べていたため、ラーメンを食べたらお腹いっぱいになってしまったので、ラーメンバーガーはテイクアウトした。まあ結果は見えていたが。

本日、東根温泉から始まった南下はついに会津若松までやって来た。今日は会津東山温泉に宿泊である。宿でラーメンバーガーを食すが、やっぱりおいしかった。

走行距離163キロ

 

続く

 

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