秋の京に住む
こんばんは。京都に移住してからちょうど２週間が経ったチャコペンです。ここで日記でも書いておこうと思います。
京都に到着してすぐに役所に行き、転入届を提出した。これで晴れて京都市民だ。
夜には送っていた荷物が届いた。しかし、寝具を持っていなかったため、その晩はレジャーマットを敷いて、寝袋に包まれ、夜行バスで大活躍のエアーピロー？で寝た。
結果、クソ寒い！！これが「京都の寒さ」なのかはわからないが、夜中に目覚め、とにかく寒くて、着てきたダウンを顔の上にかけ、荷物の中にあったひざ掛けで足元を覆った。
【何もないからこそ、イマジネーションがわく】ｂｙ チャコペン
モノを買っては捨てていく。そんなモノであふれかえった大量消費社会に生きる僕らは、簡単に便利を手に入れることができる。その一方で、イマジネーションを失ってしまったのではないかと思う。少しの工夫や我慢で買わなくていいものもたくさんある。その方が、財布にも環境にも優しい。エコってやつだ。
と言いつつも、翌朝、ソッコーで楽天を開き布団を注文した。世の中きれいごとだけじゃやっていけない。お金を出すところは出す。それがミニマリストだ。節約家ではない。
敷布団はミニマリスト御用達で有名なアイリスオーヤマのエアリーマットレス、かけ布団はなんとなく良さそうだった同じくアイリスオーヤマのヒートプラス掛け布団。枕はまだ我慢できると思って注文しなかった。
しかし、掛け布団が届いたのはその数日後。敷き布団は不運にも在庫切れでメーカーから入荷後の発送とのことで一週間かかった。その間は寝巻きの下に裏起毛タイツを履き、着用枚数を増やして凌いでいたが、どうしても寒さから、一刻も早く掛け布団が欲しかった。掛け布団が届いたときの幸せは格別だった。そしてついに先日、たまたま寄ったホームセンターで枕が安かったので衝動買いし、１週間と３日にして寝具一式が揃った。
その間に、警察署や運輸局に行き、免許証の住所やバイクのナンバーも変更した。愛おしき横浜ナンバーから京都ナンバーへと変更するのはやはり少し名残惜しかった。
僕は、ある資格試験をここ何年か受験していたが、結果はどうあれ、今年は移住することを決めていた。ただ、運よく今年合格して本当に良かったと思う。関西に知り合いがほとんどいなかったが、この数日で、合格者の同期というたくさんの知り合いができた。仕事面でも面接に行けば、「いつから来れる？」といった調子だ。
移住してからは、朝食に食パンを１枚、昼食はなし、夕食に16円で買ってきたうどんを茹でるといった感じだった。「贅沢は敵だ」と戦時中の日本のようにスローガンを掲げているわけではないし、別にそこまで切り詰めているわけでもないが、それで十分だったのでそうしていた。
夕食のうどんのおいしさは幸福そのものだ。ご飯を食べられることに感謝しなければならない。親元を離れないと本当の親のありがたみはわからないと思っていたが、まさしくそれを感じれる時だ。
（写真は贅沢にも23円で買ったコロッケ入りのよそ行きバージョンだ）
そして移住してから２週間近くになる頃、ようやく東福寺というお寺に行くことができた。そう。せっかく京都に来たのに、神社やお寺にはまだ一度も行けてなかったのだ。たまたま面接を受けた場所が近く、せっかくだからと帰りに寄ってみたのだった。その日は紅葉の「ど」が付くほどのピーク時でしかも日曜日だった。紅葉は素晴らしいが見渡す限り人、人、人！！！
名勝と謳われる通天橋という橋に行くのに１時間以上は並んでいたんじゃないかと思う。
でも、こういう時こそ京都に移住した最大のメリットが発揮される。時間の制約がないのだ。観光ではるばる京都に来たのなら、１日に何カ所か観光地を周らなければならない。だが、僕は１日１カ所でいいのだ。いや、別に何日だって気が済むまで同じところに行ったっていい。こんな贅沢なことはない。
そして今日もふらっと北野天満宮だけ行って帰ってきた。
ただ東福寺、、通天橋行くのに400円、八相の庭に400円、また別の特別公開中という２つの庭にそれぞれ600円と200円だったか、「どんだけやねん！」とツッコミたくなる。しまいには、「もうええわ！」となり特別公開中は行かなかった。
京都ライフ、最高だね。
関連記事
