セブンチョーク 

ミニマリスト 旅 日記  by チャコペン

3月に読んだ本

『何を捨てるかで誇りが問われ、何を守るかで愛情が問われる。』by スティーブ・ジョブズ

こんばんは。空箱と思って捨てたミンティアが実は封を開けたばかりの新品だったチャコペンです。残った空箱を打ち出の小槌のように振ったところでため息しか出ませんでした。

3月に読書ブームが再来し、小説を5冊読んだので久しぶりの本シリーズです。

 

 

① 蒲公英草紙/恩田陸

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蒲公英草紙 常野物語 (集英社文庫) [ 恩田陸 ]
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不思議な能力を持つ一族の常野物語シリーズ。序盤から終始、お屋敷の具合の悪い子「聡子」とそのお話相手「峰子」の友情を描いた作品だったが、終盤から、ああ!なんで!そんな!とハラハラする場面の連続で、最後は感動の涙であふれた。作中の「誰かを好きになるということが自分自身を削りとる行為」という一文になるほどと思った。

 

ペンギン・ハイウェイ森見登美彦

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小学生の主人公が毎日視野を広げて大人へと成長していく過程で、いきなり街にペンギンが出現するというSFファンタジー。まさかここまでスケールの大きい話になるとは思ってなかった。初めて森見登美彦先生の作品を読んだ。

 

③ちょっと今から仕事やめてくる/北川恵海


 

ブラック会社に勤めてる主人公「隆」と突然現れた同級生という「ヤマモト」。物語の中盤はホラーだったが、終盤にかけて疾走感を出し、そのままスカッと終わるとみせて、その後の静けさもあり、しっとり泣けて終わった。スピード感のある小説で一気に読めた。

 

夜は短し歩けよ乙女森見登美彦

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キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作(あらすじ抜粋)とだけあって、主人公である「黒髪の乙女」と密かに彼女に想いを寄せる「先輩」がそれぞれに織りなす物語が愛らしくも、コミカルでハマった。同じ時間軸で主人公が交互に入れ替わる構成もおもしろい。主人公の一人「黒髪の乙女」の指針である「美しく調和のある人生」という一文がきれいだなと思った。

 

⑤蛇行する川のほとり/恩田陸

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夜は短し歩けよ乙女」で同じ時間軸で主人公が交互に入れ替わる構成が珍しくておもしろいと思っていたら、この作品は章ごとに主人公が入れ替わり、ある一つの昔の出来事を徐々に明るみにしていく手法の物語。それぞれの心情も丁寧に描かれていたのでずっとドキドキして読めた。

 

☆番外編

国税局芸人が教える読めば必ず得する税金の話/さんきゅう倉田


 

これは昨年の12月に予約して買って読んだものだが、漫画ネタでわかりやすくおもしろく税金が学べるので、税金に興味がわく入門書としておすすめ。いつも応援してる我が先輩が執筆した本なので、皆さんもぜひどうぞ。

 

3月の最終日にお花見に行きました。いつもは桜を見ても、「あぁキレイだな」ぐらいにしか思ってなかったですが、今年の桜は、本当に「息を呑むほど美しい」と感じました。厳しかったこの冬を越せたことの喜びもきっとあるのでしょう。

 

以上

 

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